ぜりーとゼラチン工場

限界大学生の思考掃き溜め

私はまた、泣きながら青色のペンライトを振らなければならない

 どうもこんにちはこんばんはぜりーです。タイトル長いなおい。いつもはタイトルのフレーズが一番最初にパッと浮かぶものなのですが、今回だけは内容が先行してこれだ!ってタイトルがいつまでも出てきませんでした。仕方がないのでなんとなくこれかな~でも長いな~と保留にしていたこれでいきます。

 んまあそんなことどうでもいいから本題に入らせてくれ。

 今回はね、今回はね!ずっと大好きなそらるさんのライブに初めて行ってきたぞ……!!!!!!という話。Thank you, TOKYO……

 もう全部全部本当に楽しかった。夢のような時間だった。何、あの時間は、何ですかね……(放心)この日だけで何回人生における幸福の最大瞬間風速更新した?シンプルに心臓に悪いが?ちなみにライブ前も後もしばらく家事がままならず(推しの存在に対して家事などほんのちっぽけな存在に思えたってのは言い訳でただの社会不適合)、二日後にやっと半分くらい部屋が片付きました。推しに精神的影響を受けすぎ大学学長やってます。

 本当に距離とか時間とか色々な都合で生イベントに行けないまま何年もファンを拗らせ上京した女なので、自由にライブ行けるのは東京にいる今しかない!と思って気合で馬券(※チケット)を当てウキウキで準備した。お一人様一枚しか応募できないのはそれはもうギャンブルなんよ。一回目の抽選は外れて絶望したけど二次抽選で拾ってくれた。ちなみにその二回目の抽選の当落が出た瞬間は大学の友達とサイゼで勉強してて、「ライブ当たったぁ~~~~~~~;;;;」と言ったら「おおおめでとう!!」「暴れていいぞ^^」と祝ってくれた。優しい。あと暴れません。その後からはどんな服着ようかなとか新しい靴買おうかなとか色々考えて、まあ生活もお財布も限界大学生なのでほぼ手持ちで何とかするしかなかったけどそれでも二日前くらいから編み髪の練習なんかもしちゃったりして、持ち物リストもちゃんと書いて、準備の段階からどきどきわくわく、完全に遠足前の小学生。おやつは300円まで。バナナシュークリームはおやつに入りません。

 まあそんなこんなですぐ当日はやってきて、張り切ってかなり早い時間に起きたけど結局やること無くて二度寝して、事前に決めておいた服と練習していた編み髪とあとは時間が無くてぶっつけだったメイクも意外となんとかなってウオ~~~!!!!推しイベのために頑張った私カワイイ~~~~!!!!と自己肯定感を爆上げしてルンルンで家を出たってワケ。もう脳内お花畑。自分ってこんなキャラだったっけ?

 私は微妙な時間にグッズの受け取りを設定してしまったのでちょっと早めに会場に向かったんだけど、会場の最寄り駅に向かう電車に乗り換えるとちらほらと「それっぽい」子たちがいて、じわじわと実感が出てきてしまった。う、うおお……!そして最寄り駅から会場までの道にはもちろんライブに参加するであろう子たちばっかりで、自分は初めてで勝手がわからないのでずっと肩をすくませて半分ビビりながら着いた後も待ち時間を過ごしていた。周りを見た時にみんな何かしらグッズのTシャツとかイメージカラーの服着たりカバンにグッズ付けてたり推し愛が溢れる格好をしていて、ここで完全に失敗した…!と思いましたね……缶バッジくらいつけていけばよかったね……でもファンの皆さんの格好は本当に素敵だったなあ。ぜりーは次回に期待。

 そんなこんなでグッズの受け取り会場でずっと推しの曲が流れててうわ~~!!となったり会場隣のショッピングモールで当日ライブ参加者応援の看板とかイラストを掲げてくれてるお店を見てあったかい気持ちになったり喉渇いて買ったレモネードがめちゃくちゃ酸っぱくてうへぇとなるなどして時間を潰している間に入場時間に!!!待ちくたびれた!!!

 肝心の座席はチケットが発券されたときからいわゆる「逆最前」にかな~り近いことは察していたのでばっちり行路で双眼鏡を買ってきてはいたんだけど、会場が映画館みたいに全体に傾斜がかかっていてブロックの後ろからでも何の遮蔽物もなくステージが見えたので安心した。多分めっちゃ良い会場。また来たい。というか後ろの四列くらいは人が入ってなかったので私の席は実質逆最前の一列手前だった。マジか。

 入場してからずっと流れている開演前のBGMに既に限界になりかけながらしっかり双眼鏡とペンライトとタオルを装着して、開演が近づくにつれて増えていくペンライトの明かりに胸を高鳴らせて、照明が落ちた瞬間にはもう、ぐえ~~~~!!!!始まる~~~~~~!!!!!!!どうしよ~~~~~~~~!!!!!!!

 最初は楽器隊のインストから始まったのだけれど、ライトで一気に会場が明るくなってステージが見えた瞬間に改めて実感が湧いたというかやっとここに来れたことが嬉しくて、感情が溢れてその時点でブワッと泣いてしまった。まだ本人登場してないのに。うっそだろお前。そうだね来れてよかったね。まあそれで、しばらくしないうちに本人が出てきて挨拶しウワ~~~~~~!!!!いる~~~~~~~~!!!!!!!!!(ここまで涙ダバダバ)ほ、ほんとに推しが…いる…喋った…動いてる…マジ……?なんか、なんか思ってたよりマイクの音が大きくて近くて声がよく聞こえて、今まではオンラインライブとかダイジェスト動画のちゃんと整えられたライブ音源しか知らなかったから、エッメッチャ声聞こえるじゃん生ってずっとこんなんなの?こんなんを二時間以上浴びることが許されるんですか?もしかして自分今日死ぬ?と幸先不安になりつつなんとか呼吸を整えてた。相変わらず涙腺ぶっ壊れババア。マスク社会で本当によかったと思う。

 ずっと泣いてばっかりいてもせっかくの生のお姿がハッキリ見えなくなっちゃうのでなんとか落ち着いて、慣れないペンライトも周りをきょろきょろして合わせて振って、最初の数曲が終わってMCに入ったあたりでやっと一息つけた。まあまたMC中に双眼鏡を覗いて限界になってしまうわけなんですが。顔丸い白いかわいいはんぺん……MCもめちゃめちゃ推しワールド展開されてて最高だった……絶対あの時間だけで口角エクササイズ三か月分くらいの効果ある。ニッコニコしちゃうね。あとこちらは大声を出せないから、まさかの本人がMC中にお花摘みに行った(嘘だろ)時もみんな拍手で送り出してたのが個人的にめっちゃツボ。反応の手段が拍手かペンラふりふりしかないからそりゃ仕方ないんだけれども!声が出せる状況ならなんて言われてたか!

 今回のライブはまだ発売前のアルバムの先行ライブで少し前のオンラインライブでお披露目した新曲が中心だったんだけど、それ以外にも定番の歌ってみたとか古参が泣き崩れる大昔の曲とかここでこれやるの!?って意外なチョイスとか、とにかくとにかく痒いところに手が届くようなセトリで、改めて考えてみてもこれ歴代のライブの中でも相当良いライブに行けたのでは??となっている。もちろん全部最高だろうけど、フォロワーも今回は特に良かったと言っていた。私はそこまで古参ってわけでもないけど絶対来ないと思ってた数年前の大好きな曲もやってくれたからめちゃめちゃ嬉しかった。ありがとうLiekki……本当にありがとう……あとアコースティックライブならではの楽曲アレンジが良すぎた。あの神アレンジをあの一回だけで終わらせるんですか?世に出さないんですか?もったいないばあさんに怒られるよ?

 そんなこんなでセトリの意外な選曲に息を呑んだり神アレンジにひっくり返ったりMCが面白すぎて大声出さないように運動した後の犬みたいにヘッヘッwwって気持ち悪い笑い方をしてるうちに楽しい時間は過ぎていって、最後が近づくにつれてもう終わっちゃうんだという寂しさでまたうるっときてしまった。最後の新曲二曲もずるい。もうアルバムが待ちきれないんだがどうしてくれるんですか?

 そして最後の曲も終わり演者さんもみんな捌けてステージが真っ暗になってしまって、はあ終わってしまった…アンコールとかあるのかな、でも声出せないしな、と思っていたらどこからともなく手拍子が始まって、なるほどその手が!!とそれはもう全力で手を叩いた。ペンライトも拍手もそうだけど、私は手と腕のスタミナが他人の50倍はあるので本当に長い間打楽器やっててよかったなと思った。打楽器やっててよかったランキング第一位を更新した。マジで最後まで全力でペンラ振って手拍子してたけど無傷。はちゃめちゃにどうでもいいな。そんなことよりアンコールですよ。アンコール一曲目が「ワンダー」という一つの代表曲だったのだけど、この曲は何度も何度も辛いときに寄り添ってくれて、この曲に何度人生を救われたかわからなくて、この曲さえあればこの先どんな苦難があっても心折れずに生きていけるという自信がある、そんな大好きな歌で、定番曲だからアンコールでこれが来ることは大方予想はついていたけどそれでもやっぱり涙無しにはいられなかった。冗談じゃなくワンダーさえあれば生きていけるよ、ありがとう。アンコール二曲ありますって言われてたからズビズビ泣きながらワンダーの後の二曲目…何だ…?と思ってたらなんと現地ライブ初披露の本人作詞作曲の新曲で本当に勘弁してくれや(涙腺ぶっ壊れ)になってしまった。出だしからすごくそらるさんらしい歌詞と曲調であったかくて優しくて、そして後奏で曲に合わせて手を左右にふりふりしてくれたんだけど、それに合わせて一斉に揺れる会場のペンライトの一体感にすごく感動した。さっきは逆最前なんて言ったけど、この景色を観られたから最後尾も悪くないなって思えた。これは最後尾からしか見えない景色だったから。正直ライブが始まる前は色々な格好をした色々な層のとにかく多様な人たちがいて少し怖いな、自分は浮いてないかなと不安に思っていたところがあったのだけれど、あの誰一人と欠けずに同じ青色のペンライトが同じリズムで振れる光景を見て、色々な人がいる中でもそらるさんのことが好きって気持ちだけは全員変わらないんだなって、みんな仲間なんだなって思って泣きながら青色のペンライトを振っていた。

 ライブが終わるころ、今なら死んでもいいな、と思った。ずっとずっと夢見ていた場所に行けて、こんな幸せな体験ができて、この幸せで胸がいっぱいな気持ちのまま全てを投げ出して死ねたらどんなにいいだろうと本気で思った。でもそれと同時に、絶対にまだ死ぬわけにはいかないと思った。もう一度ここに来たいから、もう一度この景色を観たいから、いやもう一度じゃ足りないかもしれない。どんなに辛いことがあっても乗り越えて、またここに来て、彼の歌を聴いて、泣きながら青色のペンライトを振らなければならないと、生きなければならないと、そう確かに感じたのだ。その前に何より、ライブ最高だった、ずっと応援してきてよかった、いつも勇気づけてくれてありがとう、というありったけの感謝の気持ちは一生かけても恩返ししきれないほどだから。(終)

 

・おまけ ライブが終わって半分呆けながら会場を出た後、疲れか感動かはたまた両方かで足がガックガクで帰るのがマジで大変でした。まともに歩けないわ電車に酔いまくるわで家の最寄り駅に着いたころにはほぼ足を引きずって歩き、家の目の前でもう這って進んでやろうかと思ったくらい。アドレナリンの切れた人間は儚い。ライブ中はそれどころじゃないから全然元気なんだけどね…みんなもそこそこ移動が大変なイベントに行くときは帰りの体力も考慮しておくんだよ…

 

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